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アメリカ人の行動と習慣 その31 競争心と性格

2010年08月13日 テーマ:お知らせ,校長ブログ

アメリカの精神科医ローゼンマン(Ray Rosenman)とフリードマン(Meyer Friedman)が、1974年に発行した「Type A Behavior and Your Heart(タイプA性格とあなたの心臓)」という本で、心臓疾患を発症しやすいアメリカ人の性格を分類し発表しました。こうした人は、「タイプA性格」の持ち主だというのです。タイプA性格というのは、人の行動バタンのことのようです。この行動のバタンとは、「仕事中でも余暇の時も競争心が強く、絶えず時間に追われている感じを持つ。そしていつも物事を達成したいという意欲を持っている人によく見られる。」と説明されています。

「タイプA性格」とは、具体的には次のような行動をとる人のこととあります。
  ・しゃべり方が早く、語気も強く、家族や部下にも当たり散らすことが多い。
  ・食事のスピードが早く、食後ものんびりすることが少ない。
  ・相手の話し方が遅いときとか、前を走る車が遅いときなどイライラしやすい。
  ・二つ以上のことを同時にやることが多い。
  ・時間に追われている感じが強い。
  ・自分や他人の行動を「質」より「量」で評価しがちである。
  ・体を揺らすなどの癖がある
  ・早朝から深夜まで、また休日も仕事をすることが多い。
  ・責任感が強いと周りの人から言われる。

「タイプA性格」は競争心が強すぎて心理的・時間的な余裕がなく、他人と敵対して怒りやすい。そのために、慢性的なストレスに襲われやすくなり、結果として血圧が上昇して心臓や脳の血管に急激な負担がかかりやすくなるという論理です。この性格と行動の分類に対しては、調べたサンプルに偏りがあるとか、人の性格を過度に単純に分類している等の批判はあります。

なちなみに日本における全死因に占める心臓疾患の死亡割合は15.3%で、ガンに次いで二番目となっています。こうした性格や行動のパタンをきくと、どうもアメリカ人だけではなく、日本人にもあてはまるような気がします。ただ、アメリカ人は競争心が強いとか、「タイプAの性格」を持っているということを一般化するのは禁物です。ステレオタイプな考えを持たないことは、いつのときも必要な態度です。

「アメリカ人の行動と習慣」シリーズにお付き合いくださりありがとうございます。

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