19世紀のアメリカは、移民の増大や南北戦争は多くのホームレスや孤児を生みました。各州ではこうした子どもへの対応を考え始めます。1917年には、ミネソタ州がはじめて養子縁組を認める法を制定します。二つの大きな戦争、朝鮮動乱、ベトナム戦争などによって多くの孤児が発生しました。こうした経緯で、アメリカでこのような恵まれない子どもに家庭を与えるための養子縁組制度、いわば子のための制度が広く社会に浸透していきます。
「我が故郷ウイスコンシン 忘れられない人-その30」で紹介したMr.& Mrs. John Silbernagel(シルバーネーゲル)の娘さんにKarenさんがいます。彼女は結婚する前にスリランカから養子を貰いました。独身女性が養子縁組をするなんて私には思いもよりませんでした。「もらい子」を実の子として献身的に愛情を注ぐ未婚の母親姿を見て感心したものです。「生みの親よりも育ての親」を地でいく女性です。その後彼女は結婚し実の子どもを授かりました。子どもはみんな幸せに暮らしています。
映画「汚れなき悪戯」の英語名は「Miracle of Marcelino:マルセリーノの奇蹟」となっています。修道士が、そしてキリストが里親となるという見事な作品です。
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