数年前に父母の遺留品を整理しながら、庭に並べて「ヤードセール」をやってみたくなりました。でも住宅街で「のみの市(Flea Market)」をやると「一体、なにをやっているの?」と怪訝な顔をされます。日本では個人がFlea Marketをやる習慣はまだありません。でも週末になると都内のあちこちの公園でこれを開いてはいますが。
アメリカでは、春が終わると「ガレージセール」とか「ヤードセール」が始まります。感謝祭やクリスマス、誕生日パーティなどでは沢山の贈り物が集まります。ですが多くの家庭では使わずに貯まってしまうことが多いのです。それらは車庫-ガレージに保管されます。それを一掃しようというのがガレージセールです。庭でやるのはヤードセールです。隣の人と一緒にやるのも見かけます。週末になると道路の角に立て札がたちます。
ガレージや芝生の庭には使わない玩具や本、衣類、食器、絵、家具、靴、工具、電化製品、パソコン、ゲーム機、自転車、芝刈り機などが山のように並べられて値札がつきます。値段といってもせいぜい100ドルくらいまでのものです。ガレージセールは、使い回そうという発想で開かれる春のイベントのようなものです。私もアメリカで家族と生活し始めた頃は、随分ガレージセールで安く購入した品に世話になりました。
週末ガレージセールをはしごしていると、大抵は欲しい品に出会います。多くの家庭は、使わないものに踏ん切りをつけて家や車庫をシンプルし、すっきりしたいのです。子どもが多いとなおさらです。ガレージセールでは、家族総出で精一杯売れる工夫をします。大抵、値段は交渉ですね。売るほうは、売り上げよりも全部なくなってほしいのですから、値切ってくれます。時々、使用済みの「ブラまでぶら下がって」います。使えるものはしっかり使おうとします。ガレージセールは「もったいない」の文化です。
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