男声合唱団のど素人にもかかわらず、1度だけオペラに出演したことがあるのです。それは「カヴァレリア・ルスティカーナ」というピエトロ・マスカーニが作曲したものです。華やかな舞台、衣装をまとった姿、大げさな演技、、、、ではなく、舞台裏で歌う出演?でした。用意されたテレビ画面には指揮者が写り、それに合わせて歌うというものです。カヴァレリア・ルスティカーナは、シチリアの田舎を舞台とした貧しい人々の暮らしぶり、三角関係のもつれから起きる決闘が主題のオペラです。
このオペラでは、幕間の休憩の後に演奏される間奏曲が良く知られています。物語が盛り上がり、いったん心を静めるかのようにオーケストラによる間奏曲が流れるのです。オペラのリハーサルを始めて経験し、オーケストラボックスでの演奏、舞台装置の複雑さ等に驚きました。
オペラですが、何世紀もの間イタリア・オペラが正統派オペラの形式だとされてきました。特に18世紀においてもなお、イタリア音楽こそが最高のものであるという考えで、どこの宮廷でもイタリア人音楽家をこぞって重用したようです。その代表がジョアキーノ・ロッシーニです。「セビリアの理髪師」や「ウィリアム・テル」、「アルジェのイタリア女」などで知られています。イタリアが生んだオペラの作曲家にジャコモ・プッチーニもいます。
2010年8月にトスカーナ地方の田舎やフィレンツェを訪ねる機会がありました。ロッシーニの肖像画があちこちにありました。あとでわけを聞くと彼は晩年はフィレンツェで過ごしたということでした。最初にして最後になったオペラへの舞台裏出演のときを思い出します。
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