冬が近づくといろいろな備えをします。まずは、車のラジエーターに不凍液をいれること、エンジンオイルは寒さに固まりにくいのを入れます。このような作業は自分でやるのが普通です。雪に備えてスノータイヤに換えたり、トランクには毛布や小さなスコップを入れたりします。この頃、チップマンクというリスはドングリなどを口いっぱいに詰め込んで巣に運びます。そして長い冬眠に入ります。
各家は除雪機を持っています。道路から家までの通路や自分の家から隣までの歩道の除雪をします。ハイウエイや幹線道路には除雪のあとにクロリンという融雪剤に砂を混ぜて散布します。道路が凍るのを防ぐのです。お年寄りの家は、隣家に頼んだり生徒のアルバイトを雇って除雪をします。人々はフードが付いたコートで身を包みます。ブーツも必需品です。幼児も大人も通園、通学、通勤には暖かい格好をしてでかけます。学校や職場は暖かく、半袖でも過ごせるくらいです。
「冬を克服するコツは、冬を楽しむことだ」といわれます。スポーツです。ウィスコンシンには高い山はないので、スキーはもっぱらクロスカントリーです。そしてスケートに人気が集まります。町は学校や公園にスケートリンクを造ります。週末は、アイスホッケーの試合が地元のアリーナであったり、テレビ放映されます。ウィスコンシン大学のホッケー部は全米でも強いので必ず放映されます。
湖面はもちろん凍結。氷の厚さが15センチになると歩くことができます。対岸からはスキーにのって勤務する人もいます。田舎の小さな湖では、氷の厚さが30センチになるとトラックが走ります。これは州から許可されているのです。湖の上には点々と人が集まります。氷上の釣り人です。小さなテントをたてて、その中で氷に穴を開けブルーギル、ブラックバスなどを釣るのです。週末になると湖は大賑わい。
気温がゆるみ氷が溶け始めるとテントの撤去命令がでます。スキーも禁止です。そして待ちに待った春がやってきます。
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