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アメリカ人の行動と習慣 その27 コミュニティ・カレッジ

2010年08月09日 テーマ:お知らせ,前校長ブログ

若い人と飛行機で隣り合わせしました。イタリアで「留学」して一時帰国するというのです。「なにを勉強していますか?」と尋ねると「語学留学」です、という答えです。「野球留学」というのもありますが、少々軽い「留学」だなと感じます。本来ならば「語学研修」とか「語学遊学」というべきです。留学というのはなんとなく響きが良いですが、まじめな留学とは修士号や博士号をとる努力のことです。

語学研修ですが、いってみれば日本で勉強するのと同じことです。かの国に行って語学を勉強するのは金がかかります。外国へ行けば語学ができるようになる、というのは一つの神話のようなものです。よっぽど腰を据えて勉強しないと語学は上達しないのです。語学は本人の努力次第では国内でも十分に向上します。

一歩譲って言いたいことは、語学研修でお勧めなのは、コミュニティ・カレッジに入ることです。コミュニティ・カレッジは市立のカレッジです。アメリカの都市には、多くの移民がいます。その人々は英語を一生懸命勉強して、仕事を探します。コミュニティ・カレッジには、こうした人々のニーズに対応するために、安い授業料で沢山のコースを用意しています。就労のための職業科目もいろいろ提供しています。例えば、歯科衛生士養成のコースもあります。無料で歯石や歯垢をとって貰うこともできます。実習のために患者を必要とするからです。

語学の上達の他に、コミュニティ・カレッジは基礎学力をつける場でもあります。通常の州立大学を入るのが困難な場合でも、コミュニティ・カレッジで勉強して良い成績を上げると州立大学へ入ることができます。その間に英語能力検定試験であるTOEFLや大学進学適性試験(SAT)を受けて、大学でやっていける語学力があるかを確認するのです。コミュニティ・カレッジをうまく利用するのがアメリカでの生活の一つの知恵です。


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