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平成29年明けましておめでとうございます

2017年01月09日 テーマ:校長ブログ

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平成29年明けましておめでとうございます。

平成29年も"生徒たちが『生命(いのち)の力』を引き出し、伸ばせる場をつくります"
"未来のジブンが好きになれる学びの場をつくります"

            
我が校は、目の前にいる一人ひとりの生徒が抱える困難な状況を直視しながら、支援と指導の両面からチームで支える学校です。
地域および地域住民のニーズとの融和と止揚を図りながら地域力と家庭力とインターネットの持つ教育力を活用しながら高等学校を運営します。
中学、上級学校、福祉、医療、就労との連携も積極的に図り、縦割り・タコツボを壊していきます。
一歩先、二歩先のスペシャルニーズを探査し、発掘し、社会に提案していきます。
どこにでもある通信制高校から、どこにもない、他に代わりのない、ここにしかない、なくてはならない高校になっていきます。
そんな理想を現実のものにしていきます。
明蓬館高校、アットマーク国際高校に在籍する生徒総数はこれまでで最高になりました。
生徒と保護者たちの期待と支えあってのことです。
サポート施設の皆様、中学校の先生方、福祉・医療の面で生徒たちを支える方々あってのことです。
また熱心で誠実な教職員に支えられていることも忘れてはいけません。
心からの感謝を申し上げます。
   
私個人としては2016年は、全国33箇所にお招きいただき、講演の機会をいただきました。2450名の方の前でお話をしたり、対話をさせていただきました。たくさんの方々、生徒、保護者、ご家族の方々と対話をさせていただきました。
皆様との出会いに深く感謝申し上げます。

平成12年、私たちは学校をつくることを始めました。
東京インターハイスクールを賛同者に恵まれて、手探りながら勇気をもって開校することができました。
それから平成16年には国の教育特区第一号高校として、アットマーク国際高校を開校することが出来ました。
自治体や官僚組織からの思わぬ援護射撃にも驚かされました。
平成20年東田直樹さんという自閉症の少年が入学を志願してきました。
ひそかに悩みました。
3年間という長きにわたって、彼を支え続けていけるだろうか、と。
学校は一人や二人の教職員だけで生徒を支え続けるものではありません。
大勢のスタッフやテクノロジー、教材コンテンツ、学校事務など、総合芸術のようなものです。
ときに教職員たちを説諭しなければなりません。
足りない資源を調達し、揃え、備えていかなければなりません。
『いかなる障害があっても生徒本人が入学意思、学業意欲を示してくれた時には受入れを拒否しない』という私の意思を貫くために東田直樹さんの入学受入れをしました。
以来、障害を持つ生徒と家族の持つスペシャルニーズに着目するようになりました。
スペシャルニーズから構築されるべき通信制高校のあるべき姿は、私の頭の中の大半を占めるようになりました。
私は学校経営者としてどれほどたくさんの人に愚直、不器用、愚鈍と思われたでしょう。

平成21年、不思議な出会いから、福岡・筑豊のある町長のお誘いを受けて、旧・小学校校舎を再興する、明蓬館高等学校がスタートしました。
スペシャルニーズを持つ生徒を一丁目一番地にする高校をつくるプロジェクトが産声をあげました。
震災がありました。原発事故がありました。
まさに未曽有の危機が発生し、私たちは"平時"から"有事"に直面することになりました。
国の復興は20、30年のタームで考えなければならないということがわかってきました。
20年後、30年後、30代後半から40代後半の働き盛りの年代になる人たちはいうまでもなく、現在の中学後半から高校生年代の"国の宝"たちです。
新たな戦後を戦い抜く彼らのためにある学校が明蓬館高校であると、私は言い続けてきました。
入学式の校長挨拶が、学校の伝統や目標から始まり、それに対して努力し、尽くす生徒像で締めるのを聞いたことがあります。
それが何か変だと思いながら、学校や教職員の自己愛への偏重だと気付くのに数十年の歳月がかかりました。
学校は生徒のためにある、と言わなくなったり、言えなくなった学校はもはや無用の長物です。

スペシャルニーズを持つ人に対して優越的な意識や同情的な意識を持つ人たちはそれ自体が障害だと言えます。
人類の歴史はスペシャルニーズと共生し、あるときには尊重し、学んできた歴史です。
イノベーションとは、中庸の、平均的、均質的、標準的な人たちから起こることはそれほどあることではありません
偏差値から遠い人、その時にはマイナーな人、標準から離れたスペシャルニーズを持つ人から生まれるのです。
次代の文明を作れる、発火点になるスペシャルニーザーから教育者は学ぶことがスペシャルニーズ・エデュケーションなのです。
生きとし生ける時間の中で、私たちは粛々と己に与えられた使命に基づいて障害と向き合うのです。

平成25年、前例のない、SNEC(すねっく、スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)を東京の品川・御殿山にオープンしました。
一人ひとりの生徒の発達特性に合わせて、教育と福祉と医療と就労の連携を図る補習指導・支援センターです。
と同時に、学校の仕組みそのものを大きく改造する決断をしました。
まさに構造改革へと軸足を移しました。
まさに固い岩盤に穴を開けるような、産みの苦しみが待ち受けていました。
以来、一人ひとり、一つひとつ、初めての、違う種類の困難さを持つ生徒とそれを見守る家族と出会います。
以来、心ある職員の参加を得て、また全国各地で、SNECを運営するにふさわしい経営資源を持つパートナーの参画を得てこの春には全国12箇所でSNECが運営されることになります。

今年も、あきらめない、あきらめたくないご家族をお迎えします。
保護者が引き受けすぎなくていい場所、悩まないでいい場所、ここならと何でも言える場所、それがSNECです。
優越感も劣等感も虚栄心も必要がありません。
親子ともに、ここに居ていいんだ、話してもいいんだ、好きなことを学んでもいいんだ、挑戦できるんだ、失敗も許されるんだ、明日の糧を得られるんだ、という場所、それがSNECです。
人は、自由を得て初めて内在するパワーが溢れ出てきます

また、ふとしたときの笑いが明日への英気を育ててくれます。
本年も真剣さの中にもほっと笑いの生まれる学校をつくっていきます。
どこにもない、他に代わりのない、ここにしかない、なくてはならないオンラインハイスクール、スペシャルニーズ・エデュケーションを追求する。
今年も賛同して下さる皆様のお力を結集して"シリアス"に意気揚々と向かいます。
皆様、どうかよろしくご教導のほどお願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

       日 野 公 三
       明蓬館高等学校 理事長・校長
         兼 SNEC(スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)センター長
       白山市美川特区アットマーク国際高等学校 校長
       NPO 日本ホームスクール支援協会 理事長


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